2016/09/02
ツール・ド・北海道にエントリー、見事優勝、山岳賞を勝ち取ったエース松浦選手のレポを転載
北海道一食目！！デカイ、旨い！
4時半起床で朝ご飯。前日に買ったシリアルと北海道の菓子パンであるカステラパン(何と一つで700kcal)を食べ、会場へ。いつも通り会場付近を一時間くらいサイクリング。サイクリング後にまたバナナと餅を食べて、カーボローディング。
出走は3つのクラス混合で170人くらい。狙いはとりあえず山岳賞。ニセコのスキー場をスタートして2㎞下り坂の後、リアルスタート。前から10～20番手くらいで位置取り。登り基調のアップダウンが続くが、そこまできつくはない。
スタートして15kmくらいから続く長い下り坂で高校生がペースアップ！この下り坂でこの日最高の時速81kmを記録。で、僕の一つ前にいた人が右コーナーでそのまま藪に突っ込んでいかれました。南無三。
下 り坂の後、集団を見てみると既に40人くらい。どうやら中切れを起こしたらしい。Aコースの収容車に集団の前方を遮られるアクシデントもありながら、 KOMである新見峠の登りへ。ここは緩やかな勾配が10km程度続く自分好みな登り。登り初めに一人飛び出したものの、勢いが感じられなかったので先頭引 いてじわじわ追い付いて吸収。「どこらへんで飛び出そうかな～？」と考えていたら一人行ったので、それに乗る。さらに、「あと5㎞くらいやから行ってしま え！」と思ってカウンター。後ろ確認すると付いてきていないようだったので、ここからフルもがき。で、実はあと7㎞くらいあって予想外につらかった…。た だ集団に追い付かれることなく無事に山岳賞ゲット！とりあえず山頂で叫んどきました。
下り坂の落車は嫌なので、あまり踏まずに集団待とう と思って補給していると追い付いてきたのは同クラスの一人と高校生の一人の合計二人のみ。個人的には集団に追いつかれても良いかなぁと思っていたのだが、 モトから後ろは集団バラバラで第2グループ(二人)まで一分差あると教えられ、ここでこのパックで行くことを決心して、下り坂もそこそこ踏む。
そ のうちに第2グループの二人が合流、その代わり高校生が脱落して同じクラスの四人に。自分としては、昨日試走した残り10㎞までは集団で行きたいので声か けしながら進む。ただこの時点で、登りを一番踏めるのは自分だなと確信。ただ、足は両足つってはほぐしての繰り返しでした。
四人で進んで 残り約15㎞。ここまでの感じだと登りはいいが、平地や下りで四人のスピードがのっていないと思うようになる。モトから後ろは11人で1分半差（←この記 憶が正確かはあまり自信ない）と伝えられ、「集団に追いつかれるんじゃないか」という焦りが少し生まれ始める。そんな時に登りで後ろ見てみると10mくら い間隔が空く。「もう行くしかない」と即断し、一気には踏まずにじわじわっと強度あげる。この登り終わりで後ろが消えた。あとは残り15㎞のアップダウン を個人TT。目の前の審判車だけを目標にして、頑張り過ぎないよう頑張る。
試走していた区間に入り、落車に気を付けながら下り坂でもガシ ガシ踏む。ここらへんからコーナーごとに何度も後ろを確認。「これで追いつかれたらどうしよう」（2番手との差を伝えられていなかったので）とか結構弱気 なことを考えていたが、残り5㎞で後ろはいない。残り3㎞もいない。まだ攣っていない左ふくらはぎと右ももを使いながら、何とか登りをこなしていく。
最後の直角コーナーを左に曲がって、残り500mの登り。「全然距離減らへんやんけ！！」と思いながらインナーロー。残り250mで後方確認。「後ろ一人いるやーん！」とおもってダンシング。３秒しか持ちませんでしたw
ただ登り坂なので、そこそこ時間差あって、残り100mくらいでようやく一安心。そのままガッツポーズしてゴールしました。
思い直すとあっという間なツール・ド・北海道でした。ホントに運良く少人数の逃げが出来て、緩やかな登りが多いコースが自分に向いていたんだと思います。
いやー、ほんとに良かった。また、10月入ったら沖縄に向けてダイエット開始します。
ツール・ド・北海道（Bコース 92km、中級者クラス）
優勝 3:02:02 （山岳賞）
大会で知り合った方から頂きました。 この人今にも倒れそうな感じですね！！
これは遠征費用取り返しましたな
夕焼けの羊蹄山はめっちゃ綺麗
